「4しょく会=ししょくかい」から 11月11日、秋のイベントのお知らせです(2018/10/10)

「4しょく会=ししょくかい」から 11月11日、秋のイベントのお知らせです

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毎度ありがとうございます。

今回は、「4しょく会=ししょくかい」から
 11月11日、秋のイベントのお知らせです。

表題の件につきまして関西を中心に活動されている
「4しょく会=ししょくかい」の長尾隆一郎さんより、
配信依頼を受けましたので以下にお知らせします。

 来る11月11日(日)に秋のイベントを開催致します。

 今回は民俗学博物館の見学とトーテムポールを題材に「飛び出すカード」作りを行います。

 受け付けが先着順となっておりますのでご注意ください。
 参加希望される方、お問い合わせをされる方は下記の案内文をお読みになり、案内文中の電話またはメールアドレスへお願いします。

 (以下、案内文です)

「4しょく会」秋のイベント
読み聞かせから触れ聞かせへ
ーー「飛び出す」想像力を育てるためにーー

 「大きいものは小さく、小さいものは大きく」。これは視覚障害教育において触察教材を作る際の大原則です。実物に触れることができない場合、僕たちはさまざまな触図、ミニチュア模型などを通じて「世界」を理解しています。触察教材はさわりやすいサイズに調整するのが一般的です。点図やミニチュアによって入手できる情報は、見常者が得る視覚情報に比べると少ないかもしれません。この不足を補うのが視覚障害者の想像力なのです。誤解を恐れずに言うなら、調整されたサイズではなく、「大きいものをさらに大きく、小さいものをさらに小さく」とらえる想像力こそが、視覚障害者の強みなのではないでしょうか。
 近年、絵本の読み聞かせが各地で行われています。読み聞かせは親子のコミュニケーションであると同時に、子どもの想像力を育成する有力な手段です。しかし、そもそも読み聞かせとは絵本を読む、聞かせる側、すなわち大人の立場から使用される言葉だといえます。絵本を読まれる、聞かされる子どもの心の中で、どんな反応が起きているのか、読み聞かせという語では明示することができません。少し辛辣な表現になりますが、前述の「大きいものを小さく、小さいものを大きく」は読み聞かせ同様、教材を作る側、見常者の視点で推奨される原則です。この発想で理解できるのは、目に見える「世界」だけだというのは言い過ぎでしょうか。
 今回の4しょく会イベントでは視覚障害者の想像力を媒介とし、読み聞かせに代わる新概念として触れ聞かせを提案します。全体を触察できない大きな物にさわる。触覚で獲得した部分的な情報を元に全体を思い描く。これが、目に見えない「世界」を想像するプロセスです。触れ聞かせとは、まず物に能動的に触れること、そして触覚情報を自分の心に聞かせる(入れ込む)ことと定義できるでしょう。触れるという外に向かう手と、聞かせるという内に向かう手が融合した時、新たな想像力の扉が開きます。読み聞かせとは異なり、触れ聞かせの主体は子ども、視覚障害者なのです。
 今回のイベントでは、最初に国立民族学博物館の展示見学・触学を楽しみます。MMP(みんぱくミュージアムパートナーズ)の方々に、「全体をさわれない大きな展示物」を中心に案内していただく予定です。展示物に触れ、物が発するメッセージを心に聞かせる(入れ込む)。イベント前半の触れ聞かせでは、目に見えない「世界」を自由に旅してみましょう。
 イベント後半では、参加者各自がオリジナルのトーテムポール作りに挑戦します。講師は、ポップアップ(飛び出す)絵本の制作などを専門とするデザイナー・桑田知明さんです。民博の展示場には巨大なトーテムポールがあります。でも、触れることができるのは下の部分のみです。触れ聞かせのテクニックを用いて、トーテムポールの全体像をデザインしてみましょう。各参加者の想像力によって生まれるトーテムポールは、飛び出す絵本(カード)の形に仕上げます。紙製のカードを開くと、ユニークなトーテムポールとともに、各人各様の「世界」が飛び出すはずです。
 目に見えない「世界」を想像するおもしろさを熟知しているのは視覚障害者でしょう。このおもしろさを見常者たちに伝えるために、触れ聞かせの文化を4しょく会から発信したいと思います。さあ、視覚障害者よ、ポップアップ! 「入れ込んだ 僕の世界が 飛び出した」

 日時 2018年11月11日(日)12:30~17:00
 会場 国立民族学博物館2階「第4セミナー室」
 主催 「視覚障害者文化を育てる会」(4しょく会)
 定員 50名(要予約、先着順)
 参加費(材料代) 会員および学生300円、非会員500円

    「日程」
 12:30 大阪モノレール「万博記念公園駅」の改札口を出た所に集合(受付と班分け)
 13:00~13:15 開会の挨拶、趣旨説明
 13:15~14:45 展示見学・触学(みんぱくミュージアムパートナーズ)
 14:45~15:00 休憩
 15:00~15:30 実践講座「ポップアップ絵本の魅力」(桑田知明)
 15:30~16:30 制作しよう「飛び出すトーテムポール」
 16:30~17:00 鑑賞しよう「見えない世界の作り方」

 ※当日は両面テープを使って、紙製のトーテムポールを作ります。ハサミは各自ご持参ください。また、万博公園入園に当たって、障害者割引が適用されます。手帳をお持ちの方はご協力ください。
 ※イベント終了後、千里中央駅近くにて懇親会を行いますので、希望者はご参加ください(会費4,000円)。
 ※イベント参加申し込みは、11月2日(金)までに電話かメールで以下にお願いします。
電話 080-2527-9383(佐木理人、平日の21:00~23:00、または日曜の10:00~23:00)
メール jasmine@tenjiban.com
(4しょく会事務局)
 ※参加申し込みに際して、「かならず」以下の4点についてお知らせください。
1. お名前・ふりがな(フルネームで)
2. 電話番号またはメールアドレス(イベント関係の必要事項の連絡に利用いたします)
3. 全盲・弱視・晴眼など、視覚障害の有無・程度(班分けの参考とします)
4. 懇親会の出欠(当日の変更については、キャンセル料をいただく場合があります)

ご案内は以上です。

<以下署名>
株式会社アイフレンズ
Email: info@eyefriends.jp
〒554-0012 大阪市此花区西九条1-33-13
TEL(06)6462-1594 FAX(06)6460-1919
URL: http://www.eyefriends.jp