「4しょく会=ししょくかい」から 6月8日、春のイベントのお知らせです(2019/04/30)

「4しょく会=ししょくかい」から 6月8日、春のイベントのお知らせです

アイフレンズ  電話 06-6462-1594
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毎度ありがとうございます。

今回は、「4しょく会=ししょくかい」から
 6月8日、春のイベントのお知らせです。

表題の件につきまして関西を中心に活動されている
「4しょく会=ししょくかい」の長尾隆一郎さんより、
配信依頼を受けましたので以下にお知らせします。

いつもお世話になっております。長尾隆一郎です。
 僕が所属している「視覚障害者文化を育てる会(4しょく会=ししょくかい)」からのお知らせです。
 このメールは転送歓迎です。

 複数のMLへ送信しています。重複受信された方、ご容赦ください。

 来る6月8日(土)に春のイベントを開催致します。

 今回は「弱視者」にスポットを宛てた内容です。

 受け付けが先着順となっておりますのでご注意ください。

 参加希望される方、お問い合わせをされる方は下記の案内文をお読みになり、案内文中の電話またはメールアドレスへお願いします。

 では、失礼致します。

「4しょく会」春のイベント
あいまいな日本の弱視
ーー“にくい”やつらの「渉外者宣言」ーー

 「見えない」ことを強みに変えよう。「見えない」からこそできることを探そう。視覚障害者の世界で、こういったスローガンを耳にすることはよくあります。4しょく会も四つの“しょく”(食・色・触・職)を切り口とし、「視覚障害者文化」を積極的に発信してきました。しかし、「見えにくい」を強みに、「見えにくい」からこそできるという発想は、従来の当事者運動の中にはなかったのではないでしょうか。4しょく会が「視覚障害者文化」を宣揚する際も、念頭に置いていたのは全盲であることを認めなければなりません。
 かつて盲学校では「準盲」「半盲」という語が当たり前に使われていました。昨今は「盲=差別語」という認識が流布し、目が「見えにくい」状態は弱視、ロービジョンと称されるのが一般的です。「準盲」「半盲」の基準は「盲」(見えないこと)にあります。一方、弱視、ロービジョンとは晴眼者(見える人)に対して「弱」であり、「ロー」だという意味です。弱視、ロービジョンという言葉の普及と相まって、「見えにくい」人々は「見える」社会に歩み寄ることで進学・就労の可能性を切り開いてきました。補助具等の活用を通じて、「見えにくい」不自由を解消し、どうにかこうにか「見える」仲間に加わる。これが弱視者のライフスタイルだといっても過言ではないでしょう。
 社会の多数派である晴眼者の中で生活する場合、「見えにくい」ことを過度に強調すれば、コミュニケーションが難しくなります。近年、弱視の当事者団体の活動が目立つようになりましたが、多くのケースでは「見えにくい」不便さを知ってもらおう、自分の目の見え方をきちんと伝えて理解を得ようという啓発的なレベルにとどまっているのが現状です。「見えにくい」をプラス思考でとらえ、新しい人間観を構築することができれば、弱視者の活躍の幅はもっと広がるのではないでしょうか。
 大江健三郎は1994年のノーベル賞受賞に当たって、「あいまいな日本の私」と題する記念講演を行いました。この講演で大江は、西洋と東洋、近代化と伝統という両義性に引き裂かれた20世紀の日本の「あいまいな」歴史を鋭く分析しています。そして、「世界文学は日本文学たりうるか」という問いに真摯に向き合ってきた自己の文学を総括するのです。
 「あいまい」には中途半端・どっちつかずなど、負の側面もありますが、柔軟性・包容力など、ポジティブに評価できる要素も含まれています。「見える」と「見えない」の間を行き来する弱視者は「あいまいな」存在だといえるのではないでしょうか。二者択一、白か黒かをはっきり決めるのが近代文明(20世紀的な価値観)だとするなら、文字どおりグレーゾーン、玉虫色の世界を生きる弱視者は、21世紀の日本においてユニークな視点・視座を提示できるはずです。4しょく会では、「見える」文化と「見えない」文化を自由に往還し、両者の長所をうまく引き出す弱視者を「渉外者」(外部と交渉する人)と呼ぶことにします。日本文化のあいまいさを体現する弱視者が「渉外者」となって「視覚障害者文化」に厚みを与える。これが4しょく会の新たな目標です。
 今回のイベントでは、まず弱視の当事者として視覚障害者の情報・文化の拠点作り、環境整備に長年尽力されてきた川越利信氏にご講演いただきます。日本ライトハウス盲人情報文化センター、全国視覚障害者情報提供施設協会、JBS日本福祉放送の設立など、川越さん自身のお仕事を振り返ってもらいつつ、若い世代への熱いメッセージをいただく貴重な機会となるでしょう。
 基調講演の後は、弱視の当事者による座談会、本音トークが続きます。職場、日常生活におけるエピソードを中心に、各人各様の「渉外者」ライフの楽しみ方を披露していただく予定です。さあ、“にくい”やつらが全盲偏重の「視覚障害者文化」に殴りこむ。「見える/見えない」だけじゃ、世の中おもしろくない! あいまいさを活かす「渉外者」の役割をみんなでじっくり議論しましょう。 「目分量、十人十色の、料理法」

 日時 2019年6月8日(土)13:00~17:00
 会場 豊中市立岡町図書館3階「集会室」
 住所 〒561-0884 豊中市岡町北3-4-2
 電話 06-6843-4553
 主催 「視覚障害者文化を育てる会」(4しょく会=ししょくかい)
 協力 豊中市立岡町図書館
 定員 80名(要予約、先着順)
 参加費(資料代) 会員および学生300円、非会員500円

    「日程」
 12:45 阪急「岡町駅」の改札口を出た所に集合(適宜会場に移動)
 13:00 会場にて受付開始
 13:30~13:45 主催者・協力者からの挨拶(司会・高橋初枝)
 13:45~15:00 講演「未来を見通すーー弱視者ならではの先見の明」(川越利信)
 15:00~15:15 休憩
 15:15~16:30 パネルディスカッション「弱視者が描くハイビジョンの夢」(井端誠、岡本さやか、春日井孝明、二宮大樹、山田みのり)
 16:30~16:50 質疑応答
 16:50~17:00 閉会の挨拶(会長・広瀬浩二郎)

 ※イベント終了後、会場近くにて懇親会を行いますので、希望者はご参加ください(会費4,000円)。
 ※イベント参加申し込みは、5月31日(金)までに電話かメールで以下にお願いします。
電話 
080-2527-9383
(佐木理人、平日の21:00~23:00、または日曜の18:00~23:00)
メール 
jasmine@tenjiban.com
(4しょく会事務局)

 ※参加申し込みに際して、「かならず」以下の4点についてお知らせください。
1. お名前・ふりがな(フルネームで)
2. 電話番号またはメールアドレス(イベント関係の必要事項の連絡に利用いたします)
3. 配布資料は点字・墨字のどちらを希望するか
4. 懇親会の出欠(当日の変更については、キャンセル料をいただく場合があります)

ご案内は以上です。

<以下署名>
株式会社アイフレンズ
Email: info@eyefriends.jp
〒554-0012 大阪市此花区西九条1-33-13
TEL(06)6462-1594 FAX(06)6460-1919
URL: http://www.eyefriends.jp